ピボットテーブルは複雑に見えますが、実は非常にシンプルなルールに基づいています。この図解ガイドでは、営業売上表を例にして、ピボットテーブルの基本ルール「一つにまとめて、段階的に分ける」を視覚的に理解していきます。
ピボットテーブルの基本ルール – 図解ガイド
ピポットテーブルの基本ルール

「全社売上5000万円という一つの塊を、支店別・担当者別に段階的に分類していく」これがピボットテーブルの本質です。営業会社の組織構造と全く同じ考え方なのです。
ステップ1:まず全体を一つの値にまとめる
概念の理解
営業分析の出発点は、必ず「全社の総売上」という一つの大きな数値です。この例では、全社売上5000万円がその「一つの塊」になります。

ピボットテーブルでの対応
値フィールド = 全社の総売上(一つの塊)
データ項目 = 売上金額
集計方法 = 合計
重要なポイント
1.必ず「値」から始める:何を分析したいかを最初に決める
2.一つの塊として捉える:バラバラのデータではなく、統合された一つの値
3.営業会社全体:個別の支店や担当者ではなく、会社全体の視点
この段階では、「今月の全社売上はいくらだったか?」という最も基本的な質問に答えています。
ステップ2:支店別に縦に分類する(行フィールド)
分類の実行

5000万円という一つの塊を、今度は「支店別」に分けてみます。これが「行で分類する」ということです。
分類結果
東京支店:2000万円(青色)
大阪支店:1800万円(緑色)
名古屋支店:1200万円(オレンジ色)
ピボットテーブルでの対応
行フィールド = 支店名
分類軸 = 縦方向の分類
組織階層 = 会社 → 支店
分析の価値
この分類により、以下のことが分かるようになります:
1.支店別の業績比較:どの支店が好調か
2.地域別の傾向:地域特性の把握
3.リソース配分:どこに営業力を集中すべきか
これは戦略立案の基礎となる重要な情報です。
ステップ3:担当者別に横に分類する(列フィールド)

さらなる詳細分析
各支店の売上を、今度は「担当者別」にも分けてみます。これが「列で分類する」ということです。
完成したマトリックス表
3×3のマトリックス表が完成し、各セルには具体的な売上金額が表示されます:
ピボットテーブルでの対応
列フィールド = 営業担当者
分類軸 = 横方向の分類
組織階層 = 会社 → 支店 → 担当者
分析の深化
この段階で、営業マネージャーが本当に知りたい詳細な情報が得られます
1.個人別の成績:誰が頑張っているか
2.支店内の格差:チーム内のバランス
3.ベストプラクティス:成功パターンの特定
4.改善ポイント:支援が必要な領域
Excelでの実装:フィールドとデータの対応関係
データ項目とフィールドの対応
営業データの各項目が、ピボットテーブルのどのフィールドに対応するかを理解することが重要です
操作の流れ
1.データ選択:営業データ全体を選択
2.ピボットテーブル作成:「挿入」→「ピボットテーブル」
3.フィールド配置:ドラッグ&ドロップで各フィールドに配置
4.結果確認:期待通りの分析結果が得られているか確認
完成したピボットテーブルの読み方

表の構成要素
完成したピボットテーブルには、以下の要素が含まれています
各セルの意味
交差セル:特定の支店の特定の担当者の売上
行合計:各支店の総売上
列合計:各担当者の全支店での総売上
総合計:全社の総売上(最初の一つの塊)
分析ポイント
1.最高実績の特定:どの組み合わせが最も成果を上げているか
2.格差の把握:支店間、担当者間の差異
3.改善機会の発見:伸びしろのある領域
4.成功要因の分析:好調な組み合わせの共通点
営業戦略への活用
この表から得られる洞察を営業戦略に活かすことができます
人材配置の最適化
研修プログラムの設計
目標設定の根拠
インセンティブ制度の改善




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