「突然ですが、社内アンケートを取ったり、イベントの出欠確認をしたり、みんなの意見を集めたりする時って、意外と手間がかかるな~って思ったこと、ありませんか?」
「メールで一人ひとりに聞いて回ったり、別のツールを立ち上げたり…結構大変ですよね。」
「そんな時、普段お使いのExcelで、実は簡単にアンケートや意見集約ができるってご存知でしたか? Microsoft 365 を利用しているなら、ぜひ知ってほしい便利な機能なんです!」
「もちろん、専用ツールのMicrosoft Formsも便利ですが、使い慣れたExcelから直接アンケートを作成し、回答をそのままシートに集約できるようになったんです!」
「今日は、このExcelのアンケート機能をまだ使ったことがない、という方に向けて、基本的な使い方を、誰でも分かるように、ステップバイステップで解説していきます!」
(記事)の最後には、Excelアンケートの実際の活用事例や、すぐに使える便利なガイドの紹介もありますので、ぜひ最後まで見ていってくださいね!」

紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
全社員向けの社内アンケートを実施したい。
セミナーやイベントの参加者向けアンケートを行いたい。
顧客満足度調査を実施し、お客様の意見を集めたい。
Webサイト等に設置する問い合わせ・申し込みフォームを作成したい。
イベント開催のための日程調整を行いたい。
研修効果測定のための理解度チェックテストを作成したい。
Microsoft Formsとは?
「まず、Microsoft Formsって何?ってところから簡単にお話ししますね。」
「Formsは、WordやExcel、PowerPointと同じ、Microsoft 365のアプリの一つなんです。」
「特別な知識やスキルがなくても、Webブラウザ上で、直感的な操作で、あっという間にアンケートフォームやクイズなんかを作成できちゃう、とっても頼りになるツールなんですよ。」
「しかも、回答は自動で集計してくれるので、集計の手間も省けて、本当に便利なんです!」
Microsoft Formsの活用シーン
新しいフォームの作成


まず、Excelを立ち上げて、左上の【自動再生】をONにすると、【ワンドライブ】のポップアップが表示されます。コチラをクリックします。


すると、【ブック名】ポップアップが表示されます。【ブックに名前を付けてください】ということなので、【レポート作成】と入力して、【OK】ボタンをクリックします。
すると、Formsが使用できるようになります。
【挿入】タブの【Forms▼】からあたしい【フォーム】をクリックします。


すると、右側の作業ウィンドウがこの様になります。【フォームを開く】をクリックして選択します。


すると、この様なポップアップが表示されます。始めるをクリックします。
すると、Excelと、Formsが連携します。ココからアンケートを作成していきましょう。
質問項目作成


フォームで、タイトルと説明文を入れます。ここでは、
【タイトル】読書感想文のレポート提出
【説明文】皆さんが、作成した読書感想文のレポートの課題です。
この様に入力します。


【以下でクイックスタート】をクリックして、始めます。
選択肢
テキスト


この様な選択肢が表示されますので、【テキスト】クリックして選択します。


すると、この様な画面となります。【質問】の箇所に質問を入れて行きます。今回は、「氏名」と「学籍番号」を入力させる質問を追加します。


【氏名】と入力して、必須項目に設定する為に、チェックをONにしておきます。


新しい質問をクリックして、質問を追加します。同じ操作で、学籍番号と入力して【必修】をONにしておきます。


【新しい質問の追加】ボタンをクリックして選択します。
日付


日付をクリックして選択します。


【提出日】と入力して、入力している画面の外をクリックします。すると、上記の画面になります。


【本のタイトル(書名)】もテキスト形式で追加して、【必修】をオンにしておきます。


本のあらすじを簡潔にまとめてください (目安: 150~200字程度)と入力して、【長い回答】をONに、【必修】もONにしておきます。
必要ではなかったという時、右上のゴミ箱をクリックすると、現在操作している、内容は削除されます。
選択肢


新しい質問の追加に【選択肢】を選びます。


質問欄に【クラスを追加してください】と入力して、A組、B組、と記載します。足りない時は、【+オプションの追加】ボタンをクリックします。


すると、【追加】で入力する事が出来ます。ここでは、【C組】と入力して、必修はそのままONにしておきます。
ランキング


【ランキング】をクリックして選択します。


この様な画面になるので、テキストを入力していきます。
質問文: この本を他の人にすすめたいですか?,
オプション: ぜひすすめたい, すすめたい, どちらともいえない, すすめたくない, 必須: ON


コチラを、プレビュー画面で確認したいときは、【プレビュー】をクリックします。


すると、この様に表示されている事が分かります。
評価


【評価】をクリックして、選択します。


この本の総合評価は?と文面を入力し、レベルは今回5としておきます。星▼をクリックすると、色々なアイコンが出てきますので、お好きなモノを選んでください。今回は、【トロフィー】を選択します。


【必勝】の隣に、三点ボタンがありますので、クリックすと、【ラベル】とあります。クリックするとチェックが付きます。


【1個のトロフィー】に【面白くなかった】と入力して、【5個のトロフィー】に【かなり面白かった】と入力します。


【プレビュー】で確認すると、この様な形になっている事がわかります。
ランキング


ランキングをクリックして、登場人物の名前を入力します。


プレビューで確認すると、好きな登場人物を順位付けさせる事が出来ます。
リットカート


【リットカート】を選択します。


主人公のマリア・レイは思いやりがあったか?と質問に入力して、上記の様な形で作成します。右側の+ボタンで追加できますし、削除も出来ます。


プレビューで見てみると、この様にcheckが付けられることが分かります。
Net Promoter Score® (NPS)
用途: 「この製品/サービスを友人や同僚にすすめる可能性はどのくらいありますか?」という形式で、0~10の評価を求める特定の顧客満足度指標をはかれます。


この様に入力して、プレビューで確認すると、


この様な形で、10段階で選択する形式になっています。
セクション


この様に入力します。


すると、この様に、セクションがわかれます。


又、アンケートをドラック&ドロップで移動します。
分岐を設定
分岐を設定するとフォームが複雑になるため、設定後はプレビューで動作をよく確認してください。


右下の三点ボタンから、【分岐を追加する】を選択します。


移動▼から、この様なプルダウンリストが表示されるので、質問を飛ばす事が出来ます。
「回答のオプション」:
回答を受け付ける: フォームがアクティブかどうか。チェックを外すと受付停止。
開始日 / 終了日: フォームの受付期間を設定。終了日(提出期限)の設定は特に有効。
質問をシャッフルする: 質問全体の順序をランダム化(クイズ用、今回はオフ)。
進行状況バーを表示: セクション使用時に回答の進捗を表示(オン推奨)。
お礼のメッセージをカスタマイズ: 回答送信後の画面に表示されるメッセージ。感謝や次のステップを伝える。
回答の編集を許可する: 回答者が送信後に自分の回答を編集できるようにする(オン/オフは運用次第)。
スタイル


スタイルから、右側の作業ウィンドウで、好きなレイアウトやスタイルを設定する事が出来ます。


この様に、携帯・タブレットからの見え方も確認することが出来ます。
共有方法
リンク: 最も一般的。表示されたURLをコピーして配布 (URL を短縮する も可能)。設定で指定したユーザーのみがアクセス可能。
招待: Outlook や Teams 経由で特定のユーザーに招待を送信。
QRコード: 表示されたQRコードを印刷物や画面で共有。


【回答を収集】を選択します。


コチラの画面から、URLの短縮や、QRコードをダウンロードしてください。
回答の確認と管理
フォーム編集画面の [回答] タブをクリック。
概要: 回答数、平均所要時間、各質問の集計結果(グラフ表示)をリアルタイムで確認。
個別の確認: [結果を表示] で、回答者ごとの全回答内容を確認。フィードバックの入力も可能(クイズの場合)。
Excelでの活用: [Excel で開く] で、全回答データをExcelファイルとしてダウンロード。並べ替え、フィルター、評価入力、集計などに活用できます。
その他のオプション: … (回答タブ内) から すべての応答を削除, 概要リンクを取得, すべての応答を印刷 などが可能です。
まとめ
Microsoft Formsは、簡単なアンケートから今回のような詳細なレポート収集まで、多様な用途に対応できる強力なツールです。各機能の特性を理解し、目的に合わせて適切に設定することで、情報収集と管理の効率を大幅に向上させることができます。このマニュアルを参考に、ぜひ効果的な読書感想文フォームを作成・運用してください。
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