「Excelを使用した事がない・・・」
「もっとExcel機能を使いこなしたい」
皆さんの中で、このようにお考えの方はいらっしゃらないでしょうか?今回は、Excelの使い方を隅から隅まで解説してます。ぜひ、ご覧ください。
紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
Excelの画面の見方
Excelの各名所について
長いブログになるので、目次を作成しています。パソコンを準備できる方は一緒に作成してみましょう。
まずは、Excelの画面構成から説明していきます。沢山名前が出てきますが、使っているうちに自然と覚えていくので無理につめこむ必要はありません。
タイトルバー
まず、上記を【タイトルバー】と言います。新規で作成したファイルは「Book1」とされます。名前を付けて保存をすると、【book1】と言う名前が保存した名前に代わります。ファンクションの【F12】を押すと、「名前を付けて保存」ダイアルボックスが表示されます。そこでファイル名を変更する事が出来ます。
タブ
そして、1つ下には、【ファイル】【ホーム】【挿入】【ページレイアウト】というような、項目がいくつか並んでいます。この一つ一つを【タブ】と呼びます。現在【ホーム】タブが開いている状態になります。【挿入】タブをクリックすると下の内容が切り替わります。【ページレイアウト】をクリックするとページレイアウトに関連する内容が入っています。
リボン
現在、【ホーム】タブが開かれているのですが、赤枠のところを【リボン】と言います。そして、リボンの中を見ていきましょう。
グループ
【リボン】の中をいみていくと、上記の様に縦に区切られています。フォントと書かれている部分は、【フォントグループ】という事になります。例 【ホーム】タブの中にある【フォント】グループの【太字】という形です。リボンの中は、この様に、細かく【グループ】で分かれていることになります。
名前ボックス
現在【A1】セルが選択されています。【名前ボックス】という箇所を見てみると、【A1】セルが選択されています。マウスを当てると、【名前ボックス】の箇所が変わります。
数式バー
上記は【数式バー】となります。数式バーをクリックすると、このようにカーソルが点滅します。コチラに数式を入力する事が出来ます。
上記にカーソルを当てると、このようになります。この箇所を1行、2行、3行という風に見ていきます。
縦は、A列、B列、C列という風に見ていきます。
セル
適当な箇所で一度クリックをすると、そうすると選択する箇所が、緑枠で表示されます。この一つ一つのマス目の事をセルと呼びます。又、この状態で名前ボックスを見ていただくと、C5などと入力されてます。現在C列5行目、C5が現在選択されていることになります。このように、現在選択されているセルの事を【アクティブセル】
ワークシート
この様に、セルの集合体を【ワークシート】と呼びます。
シート
コチラのシートの部分は、Excelのファイルを本と例えると、Excelのシートは、本の中のページを足していくという風に考えると良いと思います。
スクロールバー
上記を【スクロールバー】と言います。スクロールバーを上下左右に動かすと、作業領域を上下左右に移動できます。【スクロールバー】を右クリックをすると、場所を指定して移動出来たり、最上部・最下部に移動したりできます。
ズームと表示倍率
スライダーを左右に移動すると、画面の表示倍率を指定できます。また、「-」や「+」ボタンでも10ずつ変更可能です。現在の倍率は、右側の数字で確認でき、クリックすると直接指定できます。最小値は10、最大値は400まで指定できます。
入力について
それでは、入力について解説していきます。
初期設定では、【A1】セルをアクティブセルにしています。ここに上記のような文書を入力します。現在コチラにカーソルが入っていますが、もう一度、【エンター】キーを押す事で、【A2】が選択できます。
ココでは初心者の方が、入力を間違えてしまうのですが、初心者の講座と入力する際、【A1】セルに初心者の【B1】セルに【基本講座】と入力される方がいらっしゃいます。見た目は問題ないような形ですが、【A1】をクリックすると、現在【初心者の】と入力されています。【B1】をクリックすすると【基本講座】と入力されてます
【初心者の基本講座】と入力をしていきます。A1に入力するして、エンターキーを押すと、A2に移動します。
【A1】セルには文字が入っていますが、【B1】セルをクリックすると、何も文字が入っていせん。
こちらの【境界線】にマウスポインターを置くと、マウスポインターが変わります。この際、【ダブルクリック】をします。すると、このように、【A1】に入力した、文字の幅に合わせて、Aの列が広がります。改めて見てみると、【B1】は何も入力されていなく、空白になっている事がわかります。
このように、続いて、入力されているように見えますが、これは、実際は、【A1】セルに【初心者の基本講座】と入力されています。【B1】をクリックすると、空白の状態という事が分かります。
入力の改行
例えば、【初心者の】と入力して、【Enter】キーで改行します。
そうすると、下のセルに移動してしまいます。Excelでは、エンターキーを押してしまうと、改行ではなく、下の行に移動します。
改行方法
初心者のと入力した後に、改行したいときは、キーボードの【Alt】+【Enter】キーを押します。
すると、下にカーソルが出てきます。このまま【基本講座】と入力します。そして【Enter】キーを押します。
すると、このように、セルの中に、今2行分に改行されます。
Excelのセルの中で改行する際は、【Alt】キーを押しながら、【Enter】キーと覚えておきましょう。
又、①【C3】をアクティブセルにして【入力します】
②【ホーム】タブをクリック
③【折り返して全体を表示】をクリック
すると、おなじ様に、折り返して全体されます。
Alt+Enter
何が違うのかと?いうと、改行を使って2行にしています。上の数式バーを見てもらうと、初心者のから文字が出てます。
このように、【数式】バーを拡張すると、下に広がって、2行に分かれて、表示されたのが分かります。
折り返して全体を表示
折り返して全体を表示場合は、見た目は同じになっているのですが、【Alt】+【Enter】は改行を使っているのに対し、
折り返して全体を表示した場合は、【数式バー】を見ると、1行で入力されてます。この様に、改行せず折り返している事が分かります。
【ホーム】タブ
Excelの基本操作で、データをセルに入力して色々な機能を割り当てる事が出来ます。
そこで、Excelに未だ慣れて無い方は、【ホーム】タブの操作をしてみましょう。ここでは、ホームタブの機能をひとつずつ紹介します。
コピー
①【C3】をアクティブセルにして、【初心者の基礎講座】と入力します。
②【ホーム】タブをクリックします。ここでは書式設定になっています。
③【コピー】をクリックします。
すると、【C3】セルが波線になります。
貼り付け
①【B5】セルをクリックします。
②【ホーム】タブをクリック
③【貼り付け】をクリックします。
すると【B5】セルに【初心者の基礎講座】と言う文字が張り付きました。
貼り付けの▼をクリックすると貼り付けオプションが表示されます。
書式のみコピー
数値のみコピー
など、必要に応じ貼り付けましょう。
切り取り
【切り取り】をした元データは、「貼り付け」られるとそのセルは、消去されます。基本的に【切り取り】【貼り付け】がセットになっています。
書式のコピー/貼り付け
罫線やフォントといった書式をコピーします。コピー先のセルをクリックすると、罫線や、フォントがコピーされます。
又、【書式のコピー/貼り付け】をクリックすると、罫線やフォントが貼り付けられます。
フォント
【フォント】グループのフォントを設定します。【フォント▼】をクリックすると、メニューが展開され、現在PCにインストールされているフォントに切り替わります。
フォントサイズ
フォントサイズを設定します。
【フォントサイズ▼】をクリックすると、メニューから選択できます。直接入力もできますが、フォントサイズは1〜409の範囲で指定できます。
又、【フォントサイズ▼】右となりは拡大と縮小が出来ます。メニューを開くよりも操作が早い事があるので、その都度使い分けるとよいです。
太字・斜体・下線
下線のみ【▼】からメニューを開くことができ、【二重下線】を選べます。
罫線
表を作成する際に枠線を付ける事が出来ます。
【罫線▼】のから、【格子】【外枠】と様々な罫線が選べます。コチラは、表を作る際に重宝する機能です。
塗りつぶし/フォントの色
【塗りつぶし】は、セルの背景色を変更する事が出来ます。デフォルトでは黄色になっています。
【フォントの色】は、文字の色を変更できます。それぞれ【▼】のメニューからパレットを開く事ができます。
詳細な設定をする事も可能です。
ふりがなの表示/非表示
漢字のふりがなを表示できるボタンです。
「▼」のメニューから、ふりがなを編集したり細かい設定が出来ます。
文字揃え
セル内の文字の配置を変更する事が可能です。
上段にあるボタンでは上下の位置を設定できます。
左から【上揃え】【上下中央揃え】【下揃え】があります。又、下段にあるボタンは左右の位置を設定する事が可能で、左から【左揃え】【中央揃え】【右揃え】があります。
方向
文字に角度を付けられます。
クリックでメニューが開くので、【左周りに回転】【縦書き】などのコマンドを選びます。又、【セルの配置の設定】を選ぶと、詳細に角度を求める事が可能です。
インデント
まず、インデントと言うのは、字下げと言います。
文字を、1文字分、右へ、左へ移動させたりすることが出来ます。それが、インデントという機能です。
今回は、氏名にそのインデントを設定します。
①【氏名】をアクティブセルにします。
②【ホーム】タブをクリック
③【インデント】をクリックします。
すると、このようになります。【インデント】は逆に左を押すと、左に移動します。
折り返して全体を表示する
顧客一覧表の備考に、G6に入力されています。
この様に、文字がはみ出てます。通常Excelははみだし可能です。
セルを結合して中央揃え
これは、タイトルを、A列からG列の中央に移動します。
①まずは、A1列からG1列をドラックします。
②【ホーム】タブをクリックします。
③【配置グループ】の【セルを結合して、中央揃え】をクリックします。
すると、この様に、【セルを結合して中央揃え】が出来ます。
今回は、【セルを結合して中央揃え】をしましたが、【配置グループ】の【セルを結合して中央揃え▼】をクリックすると、【横方向に結合】【セルの結合】【セルの結合の解除】があります。
四則演算
次に四則演算について解説していきます。Excelでの計算は、2種類の方法に分けられます。
- 【数式バー】で直接数字を入力する
- セルの番地(A1など)を指定して計算する
記号 | 使う場面 |
---|---|
= | 計算式の初めに入力 |
+ | 足し算 |
– | 引き算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算 |
テンキーから使うととても便利です。計算する際、【+】【-】【*】【/】を使うとよいです。【+】は足し算、【-】は引き算、【*】は掛け算、【/】は割り算となっています。
計算する時、2つのやり方があります。まず、ご自分で入力する必要があります。
直接入力
上記に簡単な表があります。直接入力する時も、セルの指定の際も、半角で入力する入力する必要があります。
上記は足し算を使って、10+5で答えを出していきます。入力の状態の際は、半角キーから入力します。
まず、【=】と入力して、10+10と入力して、【Enter】キーを押すと、
そうすると、20と言う数値が入ってきます。
次に、10-5の引き算をしていきます。まず、初めに必ず、=を入れて、【10】と入力して、マイナスの記号を入れて、【5】と入力します。すると【=10-5】とセルに表示され、【数式バー】にも表示されます。
入力した際は、【Enter】キーを押すと、5という数値がかえってきます。
次に、10-5の引き算をしていきます。まず、初めに必ず、=を入れて、【10】と入力して、【アスタリスク】の記号を入れて、【5】と入力します。すると【=10*5】とセルに表示され、【数式バー】にも表示されます。
入力する際は、【Enter】キーを入力すると、10×5で=50となり、50と言う数値が帰ってきます。
次に、10÷5の引き算をしていきます。まず、初めに必ず、=を入れて、【10】と入力して、【スラッシュ】の記号を入れて、【5】と入力します。すると【=10/5】とセルに表示され、【数式バー】にも表示されます。
入力する際は、【Enter】キーを入力すると、10/5で=50となり、50と言う数値が帰ってきます。
直接入力はこの様に入力します。上の【数式バー】をみていくと、計算式が入っています。
そして、セルには、足し算 引き算 掛け算 割り算の数式が出てきます。【F2】キーを押してセル上で確認するとよいです。【ESC】を押すと元に戻ります。
セル指定
【F3】セルをクリックして、イコールを入力します。そして先ほどと違うのは、【C3】セルをクリックします。
そして【+】ボタンを押しすると、【F3】セルに【C3】セルと入力します。
数式バーを見てみると、セル番地が入っている事が分かります。計算する際は、青や赤の色がついて表示されます。
コチラに色分けをしてあることで、何処のセルを参照しているのか?一目でわかるようになっています。
エンターキーを押すと確定します。この方法が、セル参照と言います。
【F3】セルをクリックして、イコールを入力します。そして先ほどと違うのは、【C3】セルをクリックします。
そして、キーボードの【-】ボタンを押しすると、【F3】セルに【C3】セルと入力します。
この様に、掛け算や、割り算も同じように入力します。
そうすると、このように答えが出てきます。セル指定にも、直接入力と同じ様な形で答えが出てきますが、
直接入力とセル参照の入力を2つ操作しましたが、なぜ、この様なやり方をしたか?と言うと、
例えば、10+5と入力して15と言う答えが出てきますが、変更で10+20と入力すると、30と答えが返ってきます。セル指定も同じ数字がかえってきます。ここで、見てもらうと、ファンクション【F2】を押してもらうと、このように足したいセルを指定しているので、数式が変わると自動で答えが返ってきます。それに対して、【直接入力】の場合、手入力をしているので、修正したい場合、20と自分で入力して、答えを返さなければなりません。この様に、直接入力する方法の入力と、セルの参照がある。と言う事を覚えておきましょう。
表作成
それでは、このような形の簡単な表を作成します。
【A1】セルに商品の売上表と入力して、エンターキーで一行あけて、Noを入力して、その下に1と入力すると、舞うポインタが、黒の十字架になったら、下にグーと、オートフィルします。手を放すとこのように1ばかりにっていますが、
右下にある、【オートフィルオプション】をクリックします。
すると、【連続データ】とありますので、コチラをクリックすると、連番が作成されます。
次に支店名と入力して、キーボードの【タブ】キーを押すと、次のセルに行きます。4月と入力して、オートフィルすると、自動的に、5月、6月と言った形で月が入力できます。
今回は、7月、8月、9月としておきます。オートフィルオプションは、キーボードの【Del】キーで消えます。
支店名を入力する際は、支店名を入力する範囲をあらかじめ選択しておきます。そこに、支店名を入れて、
エンターキーを押すと、次の支店名が入力されます。全部の支店名を入力しましょう。
次に、合計、平均と入力しておきます。
罫線
コチラ、Noの箇所から、shiftキーを押して、【E10セル】をクリックすると、おしりのところまで、表が選択できます。この状態で、罫線を付けていきます。
【ホーム】タブをクリック
【罫線▼】から【格子】を選択すると、罫線が作成出来ます。【罫線】から、表をカスタマイズしましょう。
上記のような形です。
セルの結合
次に、【商品の売上表】のセルの結合をします。
まず、
①タイトルの【商品の売上表】は、【A3】~【E3】をドラックします。
②【ホーム】タブをクリック
③【配置】グループの【セルの結合】をクリックします。
すると、セルが結合されます。
中央寄せ
中央揃えしたい箇所をドラックして選択します。この際、キーボードの【Ctrl】キーを押すと複数個所が選択できます。この状態で、中央寄せをします。
そうすると、選択した箇所が、一括で中央揃えになります。
合計の隣と平均の隣のセルは、必要ないので、セルを結合して中央揃えをしておきます。
平均もセルの結合をするのですが、セルを結合して中央揃えでも大丈夫ですが、キーボードからファンクション【F4】を押すことで、直前の操作を繰り返し、簡単に、セルの結合をしてくれます。
又、支店名の幅が狭いので、B列とC列の間をクリックすると、マウスポインターの形が変わります。この状態で
ダブルクリックすると、上記の状態になります。
数値の入力
数値の入力は、範囲指定してから、数値を入力すると、エンターキーですべての数値が入力できます。
※改行は勝手にされます。
7月の合計箇所をクリックして、【ホーム】タブの【Σ】のボタンを押します。すると、範囲が波線になるので、
範囲がコレでよければ、【Enter】キーを押します。
すると、この様に、7月の合計が算出されます。右にオートフィルすると、8月、9月、10月の合計が算出出来ます。
又は、7月8月9月の合計を選択してから、【Σ】のボタンを押すと、一発で、範囲選択している合計が算出出来ます。
平均
平均も算出します。
①【範囲選択】をします。
②【ホーム】タブをクリック
③【Σ▼】をクリックすると、平均が表示されるので、そちらを選択します。
すると、一気に平均が算出されます。
小数点
上記の様に、小数点が出てい来る場合は、
範囲を選択して、【ホーム】タブの【数値】グループの【数値】をクリックすると、表示形式が【数値】となります。
表の体裁を整える
最後に、表の体裁、セルの色に色を付けて、整えていきます。
※必ずこの操作手順で、やらないといけないということはありません。ご自分の作りやすい手順で操作をしてください。
まとめ
今回は、初心者向け基本技完全版ををお届けしました。これからもパソコンに関する記事を書いていきます。皆さんのコメントいつも励みになっていいます。何かご質問等があったら、お気軽にご連絡ください📒
コメント