Excelでは、表などを印刷する際、1ページに収まらず、崩れてしまう事はないでしょうか?ここでは、印刷をする際に思い通りにレイアウトして印刷する、Excelでの印刷範囲の設定方法をご紹介します。

紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
Excelの印刷範囲
選択した範囲が印刷範囲に反映されているかは、2つの方法で確認ができます。
スタートメニューの左にある【印刷】をクリックすると、印刷プレビューが表示され印刷範囲を確認出来ます。


改ページプレビューで確認する
【表示】タブから【改ページプレビュー】をクリックすると、印刷範囲が表示されます。No10までここでは印刷したいので、青い枠にマウスポインタを置くと、黒、両矢印になるので、クリックして上にドラックします。




この様に、印刷範囲を調整する事ができます。
【ファイル】からスタートメニューの左にある【印刷】をクリックすると、印刷プレビューが表示され印刷範囲を確認出来ます。
印刷範囲のクリア
印刷範囲のクリアは下記の通りです。


【ページレイアウト】タブタブの【印刷範囲】から【印刷範囲のクリア】をクリックします。


すると、手動で設定したものが、この様になります。
選択した印刷範囲が1ページに収まらない場合
印刷範囲を設定して印刷プレビューで確認した時、2ページに区切られて場合は下記の操作をします。




任意の箇所で別ページに印刷
【表示】タブの【改ページプレビュー】をクリック


①【10行目】をクリック
②【ページレイアウト】タブをクリック
③【改ページ▼】からっ【改ページの挿入】をクリック


設定した行でページが「1ページ」「2ページ」に区切られます。
印刷タイトルの設定


この様な、【住宅ローン償還表】があります。
印刷プレビューで確認すると、下記の様になります。(2枚目から見出しが入ってないです)


印刷の表題を2枚目・3枚目に表題を入れる方法


①【ページレイアウト】タブをクリック
②【印刷タイトル】をクリックします。


すると【ページ設定】ダイアルボックスが表示されます。
【シート】タブの【タイトル行】をクリックします。
【表題】と【見出し】の部分、【2行目】~【11行目】をドラックします。
【OK】ボタンを押します。


すると、表題と見出しを付けて、2ページ目以降も印刷されます。
印刷範囲の設定


この様な、表があります。【印刷プレビュー】で確認します。


すると、途中で印刷が切れて、全てが印刷されていません。
表を1枚に収める


①【ページレイアウト】タブをクリックします。
②【拡大・縮小】グループのページ指定を【1ページ】に設定します。


【印刷プレビュー】で確認すると、1ページに収まって印刷されます。
ファイルタブからの印刷設定


①まず、印刷したい箇所を範囲指定します。
②コチラの表を【ファイル】タブから【印刷】プレビュー又は、キーボードの【Ctrl】+【P】をクリックします。


③【設定】から【選択した部分を印刷】を選択します。
すると、選択した箇所だけ印刷できます。
まとめ
印刷範囲の設定を把握していれば、会議の資料印刷ミスを防ぐことができ効率的に業務が進められます。
ココでは、印刷の方法でかなり便利な機能が沢山ありますので、ご紹介しました。
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