「資料作成に時間はかけたくないけど、クオリティは妥協したくない…」
多くの皆さんが抱えるこの悩みを解決する、画期的な方法があるのをご存知でしょうか? それが、AIスライド生成ツール「Genspark AI」とデザインツール「Figma」を組み合わせた資料作成術です。
この記事では、Genspark AIで作成したスライドを、Figmaでデザインを整えて、仕上げるための具体的な手順とコツを、解説します。

Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
著 書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
Genspark AIスライド×Figmaで編集
Genspark AIスライド:思考の壁打ちと骨子作成
Genspark AIは、キーワードや簡単な指示を入力するだけで、AIが自動でプレゼンテーションスライドの構成案や文章、基本的なデザインまで生成してくれるツールです。
メリットは、
圧倒的な時短: ゼロから構成を考える手間が省け、数分でスライドの叩き台が完成する
アイデアの壁打ち: 自分では思いつかなかった切り口や構成案を提案してくれる
構成作成に集中: デザインに悩むことなく、まずは話の流れや論理構成に集中できる
一方で、AIが生成したデザインはシンプルであったり、自社のブランドイメージとは合わなかったりすることも少なくありません。そこでFigmaの出番です。
デザインの自由度と共同編集のプラットフォーム
Figmaは、インターネットブラウザ上で使える万能なデザインツールです。Webサイトやアプリのデザインはもちろん、プレゼン資料やロゴ作成まで、見た目に関するあらゆるものをプロ級のクオリティで自由に作ることができます。
メリット
実践!Genspark AIからFigmaへの連携
この様なスライドをGensparkで作成しました。
AIで驚くほど簡単に資料が作れる「Genspark」。そのデザインを、より細かく編集するためにFigmaに持っていきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
以前は、Gensparkで作成した資料のURLをFigmaのプラグイン「html.to.design」にコピー&ペーストするだけで、簡単にデザインを移行できていました。
しかし、「最近、その方法でやってもエラーが出てうまくいかない…」と困っていませんか?
実は、Gensparkの仕様変更により、従来の方法ではエラーが発生しやすくなっています。特に、ページ数の多い資料ほど読み込みに失敗するケースが頻発しているようです。
この記事では、そのエラーの原因と、現在最も確実で簡単な解決策を、手順を追って詳しく解説します。
なぜエラーが起きる?これまでの方法と問題点
これまで一般的に行われていたのは、以下の手順でした。
- Gensparkで資料を作成し、「表示とエクスポート」をクリック
- 表示されたページのURLをコピー
- Figmaを開き、プラグイン「html.to.design」を起動
- コピーしたURLを貼り付けてインポート
当初はこの手順で問題ありませんでしたが、次第に「アクセス権がありません」というエラーが出るようになりました。これは、Genspark側の共有設定を「招待された人のみ」から「リンクを知っている誰でも」に変更することで回避できていました。
しかし、現在発生しているのはさらに厄介な問題です。
「URLのインポートに失敗しました(Failed to import the URL)」
このようなエラーメッセージが表示され、先に進めなくなってしまうのです。これは、資料が長くなるほどページの処理に時間がかかりすぎ、タイムアウトしてしまうことが主な原因と考えられます。
Figmaのログイン方法
Figmaのログイン方法も一緒に解説しておきます。
①URL:https://www.figma.com/ja-jp/
上記のURLにアクセスします。
②


すると、右上に【ログイン】か【無料で始める】と表示されますので、初めての方は【無料で始める】をクリックして選択します。


すると、この様な画面が表示されますので、【Googleで続行】をクリックして選択します。
次に、ご自分のアカウントを選択すると、プランが出てくるので、【スタータ】プラン無料プランで初めてください。


この様な、画面にログイン出来ます。
Figmaのプラグインをインポート


上の箇所に【デザイン】とありますので、クリックして選択します。


すると、この様な画面になりますので、左上の【メインメニュー】をクリックして選択します。


すると、この様に表示されますので、【プラグイン】にマウスポインタを当て、【プラグインの管理】をクリックして選択します。


html.to.designと検索窓に入力すると、html.to.designのプラグインというモノが表示されるので、クリックして選択します。


すると、この様な画面になりますので【実行】をクリックして選択します。
これで、【html.to.design】が実行されます。
【これが最適解】Chrome拡張機能版「html.to.design」で一発解決!
この厄介な問題を解決する鍵は、Figmaのプラグインではなく、Google Chromeの拡張機能版「html.to.design」を使うことです。
準備するもの
- Gensparkで作成したデザイン済みの資料
- Chrome拡張機能版「html.to.design」
- まだインストールしていない方は、Chromeウェブストアから追加してください。


Chromeウェブストアをクリックして選択し、検索窓に【html.to.design】と入力し、エンターキーを押します。


すると、Chrome拡張機能版「html.to.design」が表示されますので、クリックして選択します。


【Chromeに追加】ボタンを選択します。


この様な、ポップアップが表示されるので、【拡張機能を追加】ボタンをクリックして選択します。
Chromeウェブストアで「html.to.design」をインストールが完了します。
Gensparkで資料をエクスポート表示にする


GensparkのAIスライドに戻り、【表示とエクスポート】をクリックして選択します。


【アクセス権限】は【リンクを持っている人は誰でも】にチェックを入れます。
Google拡張機能に、html.to.designを追加する


Googleの拡張機能から、html.to.designをクリックして選択します。


この様な、オレンジのボタンが表示されますので、クリックして選択します。


すると、インストールが開始され、この様な画面になりますので、少し待っておきます。


Googlechromeの、【ダウンロード】をクリックして選択すると、.h2dファイルというものが出来上がっているので、クリックしてダウンロードします。
Figmaにファイルをアップロードする


インストールした、【html.to.design】から、【file】を選び、ダウンロードした【.h2dファイル】をアップロードします。


すると、この様な、【GO】という青いボタンが表示されるので、クリックして選択します。


すると、Figma上で編集が出来ます。
注意点
この方法を使えば、ほぼ完璧にデザインを移行できますが、一点だけ注意点があります。
- フォントのデザインが若干崩れることがある
- 文字の太さが変わってしまったり、指定したフォントと微妙に異なったりする場合があります。
- ただ、テキストデータとしては完全に移行できているので、Figma上で簡単に修正可能です。全く移行できないことに比べれば、はるかに効率的です。
まとめ
GensparkからFigmaへのデザイン移行でエラーに遭遇したら、以下の手順を試してみてください。
- Chrome拡張機能版「html.to.design」をインストールする。
- Gensparkのプレビューページで拡張機能アイコンをクリックし、
.h2d
ファイルをダウンロード。 - Figmaのプラグインで、URL入力ではなくファイルアップロードを選択し、
.h2d
ファイルをインポート。
この方法が、2025.07/01現在で最も確実な「最適解」です。これまでエラーで諦めていた方も、ぜひこの方法で、快適な資料作成・デザイン編集を実現してください。
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