「データに基づいた意思決定が重要と分かってはいるけど、Excelでのデータ集計やグラフ作成は正直めんどう…」
多くの方が、この様に感じた事はないでしょうか?日々の業務に追われる中で、大量のデータを整理・分析するのは大変な労力です。しかし、そんな悩みを根本から解決する、皆さんの専属のデータアナリストのようなAIツールが登場し、注目を集めています。
その名も「AIシート」
データの収集から整理、分析、そして可視化(グラフ作成)まで、これまで人間が時間をかけて行っていた一連のプロセスを、AIが自動で実行してくれる革新的な機能です。この記事では、データ分析の常識を覆す「AIシート」について、具体的な活用シーンを交えながら、分かりやすく解説します。

Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
著 書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
Genspark「AIシート」が凄い
「AIシート」とは?データ分析の3つの特徴
まず、「AIシート」がこれまでのツールと何が違うのか?その特徴を3つご紹介します。
Webから情報を自動で収集・整形
必要な情報をインターネット上から自動で探し出し、Excelのような表形式でまとめてくれます。
「競合企業の製品情報と価格を一覧にして」と指示するだけで、AIが各社のWebサイトや製品レビューサイトを巡回し、瞬時に比較表を作成してくれます。又、様々なフォーマットの情報にも対応しています。下記の記事を参考にしてください。


面倒な「データクレンジング」もGensparkのAIシートで簡単に
複数の部署から集めたExcelファイルや、WebからダウンロードしたCSVファイル。それぞれ形式がバラバラで、統合するのに苦労した経験はありませんか?
AIシートは、こうした形式の違うデータも、AIが横断的に情報を集め、重複や欠損、表記の揺れなどを自動で補正してくれます。バラバラだったデータが、一つの綺麗なデータベースになります。
データの出典元URLなども、表の中に自動で整理もしてくれます。






例えば、この様な、3件のCSVファイルがあります。支店別売上表の1月・2月・3月のシートで、別々にシートに記載されています。このCSVファイルを、AIシートを使って、1つにまとめて分析してみましょう。


まず、CSVファイルを全て添付して、この3つのCSVファイルを1つのデータに統合してとお願いします。


すると、【エージェント】がこの様なプログラミングコードを出力してくれます。


この様なカタチで結合してくれます。


【資格化】をクリックして確認します。


すると、自動でこのような文章が生成されます。エンターキーを押して確認してみましょう。


この様なカタチで集計してくれます。


この様な【リンク】も作成してくれます。この【リンク】をクリックして確認します。


すると、CSVファイルがダウンロードされ、1つのファイルに結合してくれます。
AIシートで分析・可視化
最も画期的なのが、自然言語(話し言葉)で指示するだけで、高度な分析やグラフ作成ができてしまう点です。
これまでExcelや専門のBIツールで必要だった複雑な関数や操作は不要で「売上データから、商品カテゴリ別にグラフ化して」と言うだけで、AIが意図を汲み取り、最適なグラフを即座に生成します。
利用する上での注意点
AIはWeb上から情報を収集する際、ごく稀に古い記事や誤った情報を参照してしまう可能性があります(これはハルシネーションと呼ばれます)。情報の正確性は注意して確認してください。
AIが生成したデータを鵜呑みにせず、特に重要な意思決定に利用する際は、出典元を確認するなどのファクトチェックを怠らないようにしましょう。
まとめ
AIシートの登場は、データ分析が一部の専門家の「スキル」であった時代を終わらせ、誰もがデータを活用して成果を出せる「武器」として使える時代の到来を告げているのかもしれません。
営業リストの作成から、新規事業のアイデア出しまで、その応用範囲は無限大です。一度、この未来のデータ分析を体験してみてはいかがでしょうか。
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