XLOOKUP関数の使い方｜VLOOKUPより便利な関数

XLOOKUP関数で簡単に大量のデータから必要な情報だけ転記
XLOOKUP関数は縦方向にデータを検索するVLOOKUP関数と、横方向にデータを検索するHLOOKUP関数の後継に位置づけられる関数で、縦横のデータ検索が1つで行うことができる関数です。

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XLOOKUP関数

XLOOKUP関数の引数

XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲,【見つからない場合】,【一致モード】,【検索モード】)

引数	解説
検索値	検索する値
検索範囲	検索する値が含まれた範囲
戻り範囲	何処の範囲を示すか
【見つからない場合】	値が見つからない場合の文字の指定
【一致モード】	一致の種別を指定　※初期設定では、完全一致【0】
【検索モード】	検索の順序指定※基本的には、初期設定で先頭からの検索

=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])

例えば、A列に【氏名】、B列に【部署】が入力されている表があり、C1セルに入力した氏名の部署を紐づける際は下記の式になります。

=XLOOKUP(C1, A:A, B:B)

単一の条件での使用例

XLOOKUP関数の使用例では、【B列】にNo、【E列】に商品名が入力されていて、【C3】セルに名前を入力すると【D3】セルに【商品名】紐づくようにします。

=XLOOKUP(C3,B6:B14,D6:D14)

すると、【No】に【A-003】と入力すると、【商品名】は【タブレットPC】という事が分かります。

クロス抽出

クロス抽出とは、縦の条件と横の条件で交わる値を抽出する方法になります。

XLOOKUP関数の複数条件

XLOOKUP関数｜条件が2つの式

複数条件を指定することで、より精度性の高いデータの検索が出来ます。

XLOOKUP関数｜条件が3つの式

XLOOKUP関数で3つ条件でデータ抽出をする方法をご紹介します。

この例は、【No】【分類】【商品名】から【金額】を抽出します。

このようにAND（&）を使用することで、複数の条件を指定することができます。方法もシンプルなので、ぜひ、お試しください。

VLOOKUP関数とXLOOKUP関数の違い

XLOOKUP関数で簡単に大量のデータから必要な情報だけ転記
XLOOKUP関数は縦方向にデータを検索するVLOOKUP関数と、横方向にデータを検索するHLOOKUP関数の後継に位置づけられる関数で、VLOOKUP関数だと、数値が左側になければデータ参照ができません。しかし、XLOOKUP関数を使えば参照値は何処でも指定できます。早速使用してみましょう。

この様な表があります。ここに氏名からNoを検索していきます。

この例は、【担当者】から【ID】を抽出します。

列を一気に返す場合

検索範囲に検索値がない場合

XLOOKUP関数を使えば、4つ目の引数を使用して検索範囲に検索値がない場合【該当ナシ】と入力する事が出来ます。

まとめ

XLOOKUP関数は縦方向にデータを検索するVLOOKUP関数と、横方向にデータを検索するHLOOKUP関数の後継に位置づけられる関数で、縦横のデータ検索が1つで行うことができる関数です。ご質問などありましたら、お問い合わせください📚