こんなお悩みありませんか?「あれ?この資料、なんか見にくいな…」「文字が小さくて読みにくい!」「もっと強調したい部分があるのに…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
実は、「文字飾り」機能を使えば、これらの悩みを一気に解決できるんです!
今日は、そんなWordの文字飾りをマスターして、見やすく、周りから「あっと思わせる資料を作成しましょう」それでは、スタートです。

紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
Word|文字飾り完全マスター!
取り消し線


- 取り消し線を引きたい数字のセルを選択します。
- 「ホーム」タブの「フォント」グループにある、「取り消し線」ボタンをクリック!
はい、これだけです!簡単ですよね?
取り消し線が引かれて、元の価格が打ち消されたことが一目で分かりますね。
下付き文字
次に、「CO2」の「2」を小さくして、下付き文字にしてみましょう。化学式などでよく使われますよね。


- 「2」の部分だけを選択します。
- 「ホーム」タブの「フォント」グループにある、「下付き」ボタンをクリック!
どうでしょう?「2」が小さくなって、下に移動しましたね!
上付き文字
今度は、「302」を「30の2乗」のように、上付き文字にしてみましょう。


「2」の部分だけを選択します。
「ホーム」タブの「フォント」グループにある、「上付き」ボタンをクリック!
はい、「2」が小さくなって、上に移動しました!
実は、これらの操作は、「フォント」グループの右下にある小さな矢印をクリックすると表示される、「フォント」ダイアログボックスでも行うことができます。
二重取り消し線


「フォント」ダイアログボックスを表示
こちらの方が、より詳細な設定ができるんです。
数字のセルを選択。
「フォント」ダイアログボックスを開く。
「二重取り消し線」にチェックを入れる。
「OK」をクリック!


どうでしょう?二重の取り消し線が引かれましたね!
これも、解除したい場合は、もう一度チェックを外すだけです。簡単ですね!
囲み文字
どんどん行きましょう!次は、「東京駅」という文字を、線で囲んでみましょう。「囲み文字」という機能です。


- 「極秘資料」のを選択。
- 「ホーム」タブの「フォント」グループにある、「囲い文字」ボタンをクリック!
はい、文字が線で囲まれました!目立たせたい時に便利ですよね。
これも、解除は同じボタンをもう一度クリックするだけです。
文字の背景を、薄いグレー
「駐車場」という文字の背景を、薄いグレーにしてみましょう。「網掛け」という機能です。


「駐車場」のセルを選択。
「ホーム」タブの「フォント」グループにある、「網掛け」ボタンをクリック!
文字の背景がグレーになりましたね!これも、目立たせたい時に効果的です。
傍点
「お申込み」の文字の上に、「てんてんてん…」(傍点)を付けてみましょう。


「お申込み」のセルを選択。
「フォント」ダイアログボックスを開く。
「傍点」のプルダウンメニューから、点の種類を選択。
「OK」をクリック!


文字の上に点が表示されましたね!これも、強調したい時に使えるテクニックです。
隠し文字
次は「隠し文字」という、ちょっと特殊な機能をご紹介します。
「この文字、普段は表示しておきたいけど、印刷する時には隠したい…」
そんな時に便利なのが、この「隠し文字」なんです!
例えば、社内向けの資料には表示したいけど、お客様に見せる資料には載せたくない情報って、ありますよね?
では、早速やってみましょう。
こちらの「極秘資料」という文字を、隠し文字に設定してみます。


「極秘文章」のセルを選択します。 「フォント」ダイアログボックスを開きます。 「隠し文字」にチェックを入れます。 「OK」をクリック!


見た目も機密資料の文字が消えました、
印刷プレビューを表示します。
印刷プレビューを表示(ショートカットキー:Ctrl + P)
どうでしょう?「極秘文章」の文字が、消えていますよね!
すごいですよね!
「組文字」
組文字とは、複数の文字を1文字分のスペースにギュッとまとめて表示する機能です。
縦書きの文書で、「株式会社」を1文字分の幅に収めたい時などに便利です。早速やってみましょう!


組文字にしたい文字列(ここでは「株式会社」)を選択します。
「ホーム」タブの「段落」グループにある、「拡張書式」ボタンをクリック。
「組文字」を選択します。


すると、「組文字」ダイアログボックスが表示されますね。
ここで、いくつか設定を確認しましょう。
まず、組文字は、原則として6文字以内です。それ以上の文字数だと、うまく表示されません。
次に、フォントサイズです。組文字にする前の文字サイズと、同じサイズに設定するのが基本です。
今回は、元の文字サイズが36ポイントなので、ここも36ポイントに設定します。
設定が完了したら、「OK」をクリック!


このように、組文字を使えば、縦書きの文書や、限られたスペースに文字を収めたい時に、とても便利です。
これも、ぜひ覚えておきたいテクニックですね!
横幅だけを拡大・縮小
フォントサイズを大きくする方法だと、縦にも横にも大きくなってしまい、行間が広がってしまいますよね?
でも、「文字の拡大/縮小」機能を使えば、行間はそのまま、横幅だけを調整できるんです。


拡大したい文字(ここでは「お申込み」)を選択します。 「ホーム」タブの「段落」グループにある、「拡張書式」ボタンをクリック。 「文字の拡大/縮小」を選択します。 パーセンテージを選択します(ここでは150%を選択)。


文字が横に広がりましたね!でも、上の行との間隔は、変わっていませんよね?
これが、「文字の拡大/縮小」機能のすごいところなんです!
もちろん、逆に文字を縮小することもできます。
先ほどと同じ手順で、「文字の拡大/縮小」を選択し、今度は50%を選んでみましょう。
パーセンテージを50%にする
文字が横に縮まりましたね!
このように、「文字の拡大/縮小」機能を使えば、行間を気にせずに、文字の横幅だけを自由に調整できるんです。
これは、表の見出しやタイトルなど、特に目立たせたい文字に使うと、効果的ですよ!
小型英大文字
- 小文字にしたい部分(ここでは「Kokyo」の「K」以外)を選択します。
- 「フォント」ダイアログボックスを開きます。
- 「小型英大文字」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリック!
どうでしょう?
小文字だった部分が、全て大文字のデザインになりましたね!
でも、よく見てください。
元々大文字だった「T」よりも、少し小さいですよね?
これが、「小型英大文字」なんです!
すべて大文字
- 全て小文字で入力されている文字列(ここでは「kagawa」全体)を選択します。
- 「フォント」ダイアログボックスを開きます。
- 「すべて大文字」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリック!
全て大文字になりましたね!
これは、タイトルや見出しなど、特に強調したい部分に使うと効果的です。
このように、「小型英大文字」と「すべて大文字」を使い分けることで、より洗練された、見やすい資料を作ることができますよ!
まとめ
さて、今回は、Excelの「文字飾り」について、様々なテクニックをご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
「こんなにたくさんの機能があるなんて知らなかった!」
「これなら、もっと見やすい資料が作れそう!」
そう思っていただけたら嬉しいです!
(少し間を置いて)
今回のポイントを、もう一度おさらいしておきましょう。
- 文字飾りをつけたい部分を、まず選択する!
- それぞれの機能のボタンをクリック、またはダイアログボックスで設定をする!
- 解除したい場合は、もう一度同じボタンをクリックする!
この3つのステップを覚えておけば、Excelの文字飾りはバッチリです!
今回ご紹介したテクニックは、ほんの一部です。
Excelには、まだまだたくさんの便利な機能があります。
ぜひ、色々と試して、自分なりの「最強の資料」を作り上げてみてください!
そして、もし「こんな機能も知りたい!」「この操作が分からない!」ということがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
皆さんのExcelライフが、より豊かになるよう、これからも応援しています!
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