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【Excel ピボットテーブル】データの可視化|中級者編

今日は 「ピボットテーブルを使ったデータの可視化」 について解説します。

そんなお悩み、ありませんか?
「数字だけのデータって、データの傾向がつかみづらいとおもいませんか?」
資料を報告書にするときなど、根拠を持った資料作りをして、周りからあっと思われる技をここではご紹介します。

Excelの ピボットテーブル を使えば、複雑なデータも 簡単にグラフ化 できて、ひと目で傾向がわかるようになります!この記事では、 【顧客データ】を例に、 ピボットテーブルを活用してデータを可視化する方法 を詳しく解説していきます。

📌 今回のポイント!
・ データの集計方法
・ ピポットグラフの作成
・ 見やすいグラフにするための工夫

また、 この記事で使用するExcelファイル は、概要欄からダウンロードできるので、ぜひ一緒に操作しながら学んでみてください!

それでは早速、 売上データの可視化 から始めましょう!

紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり

目次

売上推移を可視化する

① 売上データの集計方法
まずは、 売上データをピボットテーブルで集計 しましょう!

この様な、【売上管理表】があります。
コチラの表を、可視化する為のピポットテーブルを作る為に、テーブル化にします。

データ範囲を選択 し、挿入 タブから ピボットテーブル をクリック
新しいワークシート を選択して OK をクリック

すると、この様な画面になります。コチラは、ピポットテーブルの操作画面です。

「行」ボックス に 日付 をドラッグ
「値」ボックス に 金額 をドラッグ

すると、日付ごとの売上金額が集計されました!
でも、これだけでは 数字の羅列 になってしまい、傾向が掴みにくいですよね?

そこで ピポットグラフ を作成して、 視覚的に売上の変化を確認 していきます!

ピポットグラフの作成

ピボットテーブルができたら、 ワンクリックでグラフ にできます!

ピボットテーブル内の どこかのセル をクリック

ピボットテーブル分析 タブのピボットグラフ をクリック

これで、売上推移が 棒グラフ になりました!

縦棒グラフ は、売上の増減を直感的に把握しやすいのでおすすめです!

グラフをクリックし、グラフ要素 の データラベル にチェック
売上金額が 棒グラフの上 に表示される
こうすることで、 どの月の売上が高いのか一目で分かる ようになります!

クロス集計を活用した商品別売上の推移

売上全体の推移が分かったところで、 次は商品ごとの売上推移 を見てみましょう!

このグラフの、+ボタンをクリックすると、【四半期】に細分化されます。

このグラフから、2024年分のデータを比較したい場合は、年の▼から、2024年を選択します。

すると、2024年に限定したデータが表示されます。

この状態で更に、【+】ボタンをクリックすると、月ごとのデータが取得できます。

この様に、ピポットテーブルでデータの集計期間をグラフにすることが出来ます。

商品の選択と表示の最適化


ただ、商品数が多すぎると グラフが見づらくなる ことがありますよね?

そんなときは、 特定の商品だけを表示 することで、 より明確な比較 ができます!

右側の作業ウィンドウの、ピポットグラフのフィールドから、【商品分類】をフィルターのボックスにドラック&ドロップします

すると、【商品別】に【フィルター】をかけて、確認することが出来ます。

パレート図を活用した重要商品の分析

次は パレート図 を使って、 どの商品が売上の大半を占めているのか を分析していきます!

パレート図とは?
👉 売上が高い順に棒グラフを並べ、累積比率を折れ線グラフで表示したもの です!

例えば、 売上の上位20%の商品が全体の80%を占める なんてこともよくあります。
この 重要な商品 を見極めることで、 マーケティングや仕入れの優先順位を決めやすくなる んです!

② パレート図の作成手順

では早速、 ピボットテーブルを使ってパレート図 を作ってみましょう!

  1. 「行」ボックス に 商品名を追加
  2. 「値」ボックス に合計金額 を追加
  3. もう一度 「値」ボックス購入金額 を追加(累積比率を計算するため)
  4. 追加した2つ目の購入金額を 右クリック → 値フィールドの設定 を選択

「計算の種類」 から 「比率の累計」 を選択して OK

これで、 各商品の売上額と累積売上比率 が表示されました!

売上の大きい順に並び替え

パレート図を作るためには、 売上が大きい順 に並べる必要があります!

手順は

売上のセルをクリック
データ タブから 「ZAの並び替え(降順)」 を選択


これで、 売上の多い順に商品が並び替えられました!

ここから ピポットグラフを使ってパレート図を作成 します!

ピボットテーブルのどこかをクリックし、ピボットテーブル分析 タブから 「ピボットグラフ」 をクリック

「組み合わせグラフ」 を選択
購入金額を「集合縦棒グラフ」 に設定
累積売上比率を「折れ線グラフ」 に設定し、「第2軸」にチェックを入れる
OK をクリックします。

これで、 売上の高い順に並んだ棒グラフと、累積比率を示す折れ線グラフ が完成しました!

パレート図の読み方

作成したパレート図を見てみると…

+のボタンから、データラベルを追加して確認すると、

例えば、 カメラ・ベット・安眠枕 の 3商品だけで売上の60%近く を占めていることが分かります!

このように、 どの商品が売上の大部分を占めているのか を パレート図で簡単に把握 できます。

💡 パレート図を活用すると…
✅ 売上が大きい商品を重点的に販売戦略に活かせる!
✅ 売上が少ない商品を見直すきっかけになる!

顧客の売上比較の可視化

フィルターを活用した特定顧客の分析
① 顧客名ごとの売上データを可視化
これまで 全体の売上データ を分析してきましたが、
次は 特定の顧客グループの売上 を詳しく見ていきます!

行ボックスに、顧客名をドラック&ドロップします。

又、値ボックスに【金額】をドラック&ドロップします。

すると、顧客名ごとの金額のピポットテーブルが作成出来ます。

このデータに基づき、横棒グラフを作成すると、顧客名ごとの売上が視覚的に分かります。

次に、地区別の比較表も絞り込んでいきましょう。

ピポットテーブルの作業ウィンドウから、【地区】を【フィルター】にドラック&ドロップします。

すると、地区別のフィルターが作成され、売上表が可視化されます。今回は、大阪府にフィルターをかけてみます。
【グラフ】にも、大阪の地区の顧客名が可視化されます。分かりやすいですよね!

又、ピポットテーブルの作業ウィンドウから、【日付】を【フィルター】にドラック&ドロップして、

地区が東京、日付が2022年1月分で絞り込むと、複数の条件で絞り込む事が出来ます。

性別ごとの売上 を比較したい!
特定の地域の顧客に絞って分析したい!
一定額以上購入した顧客だけを表示したい!

大量のデータでもこういった条件で データを絞り込む には、 ピボットテーブルのフィルター機能 が便利です!

特定の条件を満たす条件をハイライトします。

例えば、【ピポットテーブルのフィールド】をこの様にドラック&ドロップします。

すると、

すると、【年度】別の商品名の金額の集計が作成されます。

特定の条件を満たすセルをハイライト

まず、 売上が平均より低い商品 をハイライトしてみましょう!

ピポットテーブルの【購入金額】をクリックし、【ホーム】タブの【条件付き書式▼】から【新しいルール】をクリックして選択します。

すると、【新しいルール】ダイアルボックスが表示されます。【商品名と年の合計/金額・値が表示されている全てのセル】にチェックを入れ

ルールの種類は、【平均より上または、下の値だけを書式設定】を選択し、

すると、 売上が平均より低い商品 がこの様にハイライトされます。
どの商品が売上低迷しているのか一目で分かるようになりました!

売上上位3位の商品を目立たせる

次に、 売上上位3位の商品 をハイライトしましょう!

手順はこちら!

条件付き書式 → 「新しいルール」 をクリック
「ルールの種類」 から 「上位または下位に入る値だけを書式設定」 を選択
「上位3位」 を選び、青色の塗りつぶし を設定
OK をクリック
これで、売上上位3位の商品 が 自動的に青色でハイライト されました!
✅ 売れ筋商品が一目で分かる!
✅ 重点的に売りたい商品をすぐに把握できる!とても便利ですよね!

ヒートマップを活用した売上分析

ここまで 条件付き書式を使ったデータのハイライト を行いましたが、
次は 売上データの全体的な傾向を視覚的に把握 できる ヒートマップ を作成します!

ヒートマップとは?
👉 データの値に応じて色を変えることで、数値の傾向を視覚的に表現する手法 です!

例えば…
🔴 売上が低い商品は赤色
🟡 平均的な売上の商品は黄色
🟢 売上が高い商品は緑色

と色分けすれば、 データの強弱が一目で分かるようになります!

ヒートマップの作成方法

ピポットテーブルの作業ウィンドウに【列】は、日付をドラック&ドロップします。
【行】は商品名、【値】は合計をドラック&ドロップします。

すると、年ごとの商品別売上の集計表が表示されます。

では、 前年との売上差分を表すデータ をヒートマップにしてみましょう!

ヒートマップを適用したいデータ範囲を選択
ホーム タブの 「条件付き書式」 をクリック
「カラースケール」 を選択
好みのカラースケールを選ぶ(赤 → 黄 → 緑 など)

今回は、分かりやすい様に、【緑】、白のカラーケースを選択します。

すると、 売上が高いほど濃い緑色、低いほど薄い緑 のように、
データの分布が 視覚的に分かるようになります!

売上が伸びている商品・地域が一目で分かる
売上が減少している部分にもすぐ気づけます

まとめ

どうでしたか?ピポットテーブルを使うと、分かりやすく可視化されますよね?
これまでの内容を振り返ると、 ピボットテーブルを使ったデータ可視化 には、以下のメリットがあります!

✅ 簡単な操作で大量のデータを集計できる!
✅ ピポットグラフを活用すれば、データの変化が一目で分かる!
✅ フィルターやクロス集計で、特定の条件に絞って分析が可能!
✅ パレート図やヒートマップを使えば、より深い分析ができる!

Excelを使いこなせば、 ただの数値の羅列を、視覚的に分かりやすいグラフや表に変えることができます!

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