Microsoft Wordを使えば、文書の無断使用を防ぐために、会社名やロゴを透かし(ウォーターマーク)として挿入できます。これは、企業の資料や契約書など、重要な文書の不正利用を防ぐのに役立ちます。


紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
透かし文字
透かしの挿入方法(テキスト)
会社名や「社外秘」などの文字を透かしとして設定する方法を説明します。


【デザイン】タブをクリックして、【透かし▼】をクリックすると、極秘の一覧の中に、色々なパターンが既に準備されてます。


例えば、【社外秘】の上でクリックすると、


この様な形で、文書の背面に薄く、社外秘という様な透かしが入ります。
透かしの削除
透かしを削除したい場合、


【デザイン】タブをクリックして、透かし▼から、【透かしの削除】をクリックすると、透かしが削除出来ます。
透かしを入れるメリット
- 無断コピーや流出の防止
- 企業ブランドの保護
- 文書の正規性を証明
特に、資料や契約書など、公式文書には透かしを入れることで信頼性を向上させることができます。
透かしの挿入方法(画像・ロゴ)
では、オリジナルの透かしを作成していきます。ここでは、ロゴや会社のシンボルマークを透かしとして設定する方法を解説していきます。


【デザイン】タブをクリックして、透かし▼から、【ユーザ設定の透かし】をクリックすると


【透かし】ダイアルボックスが表示されます。ココでは、【図】にチェックを入れ、【図の選択】から、ご自分の持っている、オリジナルの画像を挿入します。ここでは、一旦、【にじみ】にチェックを入れた状態にします。


すると、この様に、文書の後ろに、ロゴが挿入されます。


次に、【にじみ】にチェックを入れず、ロゴを挿入します。


すると、この様な透かしが入ります。【にじみ】のチェックを外すと、この様な、形で、透かしの色が濃く表示されます。画像の色が濃い場合は、【にじみ】にチェックを入れて、透かしを挿入しましょう。
自分でテキストを入力して、透かし文字を作る方法


【デザイン】タブから【透かし▼】から【ユーザ設定の透かし】をクリックして選択します。


すると、【透かし】ダイアルボックスが表示されます。ここでは、【テキスト】にチェックを入れます。
そうすると、言語が【日本語】そして、【テキスト】の中には、【オリジナル】と表示されています。このまま、OKボタンをクリックすると、文書の背面に【オリジナル】という文字の透かし文字が入ります。


又、テキスト▼をクリックすと、他にも、文字を選ぶことが出来ます。


この様に、テキストのオリジナルを消して、ご自分のお好きなテキストを入力して、フォントや、サイズも調整出来ます。又、今回は、色を青に設定して、【レイアウト】は、【対角線上】か【水平】を選ぶことが出来ますが、今回は、【対角線上】にチェックを入れ、OKボタンを押します。


そうすると、この様に形で、ご自分で入力した、文章を文字の後ろに透かし文字で配置する事が出来ます。
透かし文字のカスタマイズ
現在、配置されている文字のレイアウトを変更するには、上下の余白部分の何処かで、ダブルクリックをします。


ダブルクリックすると、ヘッダーとフッターが表示されるので、この状態で透かし文字をカスタマイズしていきます。
透かし文字を選択する際、マウスポインターを当て、黒十字架マークになり、マウスポインターが白になった状態で、クリックすると、


この様に透かし文字を選択する事が出来ます。この様に、黒いハンドルが表示されます。
この状態で、ドラックすると、透かし文字を移動させることが出来ます。
又、透かし文字の大きさも、変更する事が出来ます。図形の操作と同じで、四隅にあるマウスポインタでドラックして操作すると、大きさを変更することができます。
又、回転なども出来ます。


【ヘッダー フッター】タブの【ヘッダーとフッターを閉じる】ボタンをクリックすると、通常の画面になります。
オリジナルで、色々な透かし文字を配置してみてください。
まとめ
Wordの透かし機能を使えば、簡単に会社名やロゴを挿入し、文書の使い回し防止が可能です。テキストや画像の透かしを活用して、大切な資料を守りましょう。
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