Excelは、特定のデータや書式を複数シートに一括で反映させることが出来ます。今回は、【ホームタブ】の【フィル】機能を使って、効率よくデータや書式をコピーする手順を解説します。

紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版 コチラから本が見れます
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
複数シートを一気にコピー&ペーストする
準備するもの


手順
1. 作業グループの設定
作業グループを設定することで、複数のシートに同時に操作を適用できます。
- Excelファイルを開き、左下のシートタブで1月のシートをクリック。


Ctrlキー(Windows)またはCommandキー(Mac)を押しながら、2月から6月のシートタブをクリック。
- 選択したシートタブが白く表示されます。
これで作業グループが設定され、すべてのシートがリンクされた状態になります。
2. ホームタブのフィル機能を使用してコピーする 📝
作業グループが設定された状態で、以下の手順を進めます。


- 1月のシートで、コピーしたい範囲を選択します。
- 例: セル範囲B6:D6
- Excelのリボンメニューから【ホームタブ】をクリック。
- 【フィル】ボタンを選択し、表示されるメニューから【作業グループへコピー】をクリック


「作業グループへコピー」ダイアログボックスが表示されます。この中から次のオプションを選択できます:
- すべて: データと書式を含む内容を完全コピー。
- 見た目やデータ内容をそのまま他のシートに反映したいときに便利。
- 数式と値: セル内の計算式や値だけをコピー(書式は含まれません)。
- 売上や計算データを他のシートに反映させたい場合に使用。
- 書式: セルのフォント、色、枠線などの書式のみをコピー。
- 全シートの見た目を統一したいときに最適。
- 選択が完了したら「OK」をクリック。これにより、選択した範囲がすべてのシートに反映されます。
3. 作業グループの解除
作業グループを解除しないと、全てのシートに対して操作が適用され続けます。
- シートタブ上で右クリックし、【作業グループの解除】を選択します。
- これで各シートが独立した操作可能な状態に戻ります。
注意点 🚫
- シート構造の統一が重要: シートごとに構造が異なる場合、意図しないデータのコピーが行われる可能性があります。
- 適切なオプション選択を心がける: 「すべて」「数式と値」「書式」の選択は、作業内容に応じて決める必要があります。
- 作業グループ設定中の誤操作: グループ化状態でのミスはすべてのシートに反映されるため、注意が必要です。
まとめ
【ホームタブ】の【フィル】機能を使えば、複数のシートにわたるデータ操作がスムーズに行えます。特に「作業グループへコピー」を活用することで、状況に応じた柔軟な管理が可能です。日常の学業や研究データの管理にも役立ててください。
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