皆様は、【*】の記号は、ご存じでしょうか?
文字列をこの中から検索して一括で置換して欲しい・・・こんな場面があります。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013.png)
「私は◯◯の勉強が好きです」
↓この文章を全て・・・
「私はExcelの勉強が好きです」のように一括で文字列を変換するようなイメージです。
置換は使用しているが、完全一致した文字列しか置換できなくて困ってる・・・この様な際、使用出来るのが、ワイルドカードです。今回は、ワイルドカードの文字列一括置換方法と、関数を使用した方法について、解説していきます。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/08/f3843673fcef409b1d6b739c7f492f04.png)
紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版コチラから購入出来ます。
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
趣 味:Excelでどれだけ時短して、早く仕事が終わるかを追求する
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
ワイルドカードとは?
置換
アスタリスク(*)の基本ルール アスタリスク(*)は、0文字以上の任意の文字列を表します。
「*」(アスタリスク)
ココでは、例を見ながら作成していきます。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-1.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-1.png)
やりたいこととしましては、上記の画像の様に、「私は○○の勉強をしています。」といった文字列を全て、「私はExcelの勉強をしています。」とう形の文字列に置き換えます。
PowerPoint・Word・Outlookの箇所がそれぞれ異なりますので、置換が難しく感じられますが、その様な時に、活用できるのがワイルドカード「*」になります。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-4-1024x435.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-4-1024x435.png)
まずは置換したい文字列を選択し、キーボードの【Ctrl】+【H】を押します。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-5.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-5.png)
すると、【検索と置換】ダイアルボックスを表示されます。
今回は、「私は○○の勉強をしています。」のように、「○○の」部分には違うな文字列入力されています。又、それ以外は全て同じ文字列となっています。今回は、「○○の」部分にワイルドカード「*」を適用します。
画像の例を確認してください。
【全て置換】をクリックすると、置換後の文字列に変更されます。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-6.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-6.png)
この様な、形です。
「特定の単語を含む文字列」の置換
では、簡単な例で紹介していきます。
「りんご」を含むすべての文字列
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-7.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-7.png)
対象: 「りんご」を含むすべての文字列
「特定の文字列で始まるデータ」の置換
「りんご」で始まるすべての文字列
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-8.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-8.png)
「特定の文字列で終了データ」の置換
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-9.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-9.png)
「ジュース」で終わるすべての文字列
この様に、Excelのワイルドカードを使うと、データ検索や条件設定が驚くほど便利になります。
ワイルドカード|関数の場合
=COUNTIF(範囲,検索条件)
「含む」セルをカウントするには
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-11.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-11.png)
この様な、勤務形態一覧表があります。
上記の表の、勤務形態に、【非】という文字を含むセルがいくつあるか?カウントします。
ここでは、COUNTIF関数を使用します。又、検索条件に入れる条件値を【文字列】か?【セルの番号】にするかで変わってきますので、それぞれ確認します。
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-12-1024x792.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-12-1024x792.png)
この様な数式になります。
検索条件は【非】は、文字ですので、ダブルコーテーションでくくり、ワイルドカード「*」を適用します。
条件値を「セル番号」で指定する場合
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-13-1024x752.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-13-1024x752.png)
=COUNTIF(F3:F14,”*”&H2&”*”)
この様に、アスタリスクという文字と、H2セルを繋げる【&】をこの様に挟み込み、その中に、H2を入れ込みます。
そうすると、雇用形態に非が入っている文字は6という事が分かります。
「含まない」セルをカウントするには
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-14-1024x704.png)
![](https://www.yuka-hashimoto.online/wp-content/uploads/2024/12/028a77df6d8c909cd4ee022db9f42013-14-1024x704.png)
=COUNTIF(F3:F14,”<>非”)
=COUNTIF(範囲,”<>条件値”)
まとめ
今回は、ワイルドカードの文字列一括置換方法と、関数を使用した方法について、しました。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 30代からのパソコンスキルUP講座 【Excel】ワイルドカードを使った文字列の一括置換 皆様は、【*】の記号は、ご存じでしょうか? 文字列をこの中から検索して一括で置換して欲しい […]