Excelで複雑なデータを効率よく検索・抽出したいとお考えではありませんか? そんな時に便利なのが「INDEX関数」と「MATCH関数」の組み合わせです。この2つを活用することで、大量のデータから必要です特に、VLOOKUPでは対応しきれない複雑な条件の検索や、列方向だけでなく実行方向にも柔軟に対応できるのが特徴です。と、その強力な活用方法をわかりやすく解説していきます。
紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版コチラから購入出来ます。
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
趣 味:Excelでどれだけ時短して、早く仕事が終わるかを追求する
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
INDEX関数とMATCH関数の使い方
INDEX関数
INDEX関数は、Excelで指定した範囲から特定の行と列にある値を取り出せる関数です。同様に、
表形式のデータから特定の行や列にある値を抽出する際に活用されます。
シンプルかつ柔軟な構造のため、VLOOKUPやHLOOKUPでは対応が難しい状況でも威力を発揮します。
範囲内の行と列で指定した位置の値を返す関数
行番号と列番号を指定し、交差した位置のデータを抽出
配列
データの配列(範囲)を指定する
行番号
配列の中の何行目かを指定する
列番号
配列の中の何列目かを指定する
MATCH関数
MATCH関数は、指定した値がセル範囲内でどの位置にあるかを調べるための関数です。
検査範囲内で検査値が何番目か求める関数
検査範囲が列の場合は〇行目かを、行の場合は〇列目かを求めてくれます
検査値
検索したい値を指定する
検索範囲
検索値を検索する範囲を指定する
照合の種類
1:検査一以下の最大値 0:完全一致
INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ
Excelで複雑なデータを効率よく検索・抽出したいとお考えではありませんか? そんな時に便利なのが「INDEX関数」と「MATCH関数」の組み合わせです。
例)
商品名「キーボード」の価格「2,000」を抽出出来ます。
数式 =INDEX(C5:F11,MATCH(“キーボード”,D5:D11,0),MATCH(“価格”,F4:F11,0))
配列 C5:F11
行番号 MATCH(“キーボード”,D5:D11,0)
列番号 MATCH(“価格”,F4:F11,0)
INDEX関数とMATCH関数の応用
商品名のプルダウンリストを作成します。
数式 =INDEX(C4:F10,MATCH(D12,D4:D10,0),MATCH(C13,C3:F3,0))
配列 C4:F10
行番号 MATCH(D12,D4:D10,0)
列番号 MATCH(C13,C3:F3,0))
まとめ
Excelで複雑なデータを効率よく検索・抽出したいとお考えではありませんか? そんな時に便利なのが「INDEX関数」と「MATCH関数」の組み合わせです。複雑な条件の検索や、列方向だけでなく実行方向にも柔軟に対応できるのが特徴です。と、その強力な活用方法をわかりやすく解説しました。
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