今回は、関数を使用して、グラフを作成します。具体的には、REPT関数を使用します。
REPT関数は、指定した文字列を指定した数だけ繰り返す事が出来る関数です。今回は、グラフの機能を使用せず、REPT関数でグラフを作成していきます。
紹介記事の人物
橋本 由夏(はしもと ゆか)
Excelの作家(主に、フリーランスとして活動しています。)
著書:Excel厳選テクニック本を出版
職 業:Excel作家、ExcelのYouTuber、Excel・Wordの講演
出身地:熊本県
経 歴:民間、パソコンインストラクター、公的機関で勤務経験あり
REPT関数を使ってグラフ作成
REPT関数は、文字列を指定された回数だけ繰り返して表示します。 この関数を使用して、セル幅全体に文字列のインスタンスを複数表示することができます。
書式
REPT(文字列, 繰り返し回数)
REPT 関数の書式には、次の引数があります。
文字列 必ず指定します。 繰り返す文字列を指定します。
繰り返し回数 必ず指定します。 文字列を繰り返す回数を、正の数値で指定します。
MicrosoftOfficeサポート
完成例
完成例です。このようなグラフを作成していきます。
グラフ作成
ラベルの追加
この様な、タスク管理表があります。コチラのタスク管理表のパーセンテージをグラフにしていきます。
まず、範囲を選択して、【数式】バーに【タスク】の【B4】セルを選択します。このまま、キーボードの【Ctrl】+【Enter】キーを押します。
すると、タスクが【E】列に表示され、グラフに必要なラベルが追加されます。
REPT関数の挿入
【F】列に【REPT関数】を挿入します。この状態で、【キーボード】の【Windows】+【.】を押します。すると、
【Windows】の【絵文字ピッカー】ダイアルボックスが表示されます。ここでは、色々あるうちからハイフンを選んでおきます。
次に【文字列】なので、【ダブルコーテーション】でくくっておきます。
次の関数は【繰り返し関数】なので、タスクの%の箇所の【C4】をクリックして選択します。
【&】を入力して、【”】を入力し、【キーボード】の【Windows】+【.】を押すと、【Windowsカラーピッカー】が表示されますので、【●】をクリックして、挿入します。そして、半角の【スペース】を入力して【シングルコーテーション】でくくります。
【数式】バーを見ると、このような形になります。
このまま、【Enter】キーを押して、下に【オートフィル】すると、この様な形になります。コチラでほぼ完成です。
見た目を整えるために、上記の範囲を選択して、【キーボード】の【Ctrl】+【1】を押して、セルの書式設定ダイアルログを表示します。
見た目を整えるために【罫線】タブをクリックして【色】を【グレー】に、罫線の位置を指定して、【OK】ボタンを押します。
するとこの様になり、文字のグラフの下に罫線が表示されます。
【タスク】が100%になったら、【背景】をグレーアウトしておきましょう。
これで、パーセンテージが変わったら、グラフも自動で対応することができる様になりました。
グラフの色の変更
【数式】の入っている範囲を範囲選択して、文字の色を変更すると、
この様に、グラフの色も変更できます。
又、数式の箇所を範囲選択した、数式バーに追加で【&】を入力して【C4】をクリックして、【キーボード】の【Ctrl】+【Enter】キーを押すと
この様に、グラフに数値も追加されて、とても分かりやすくなります。
REPT関数グラフのサイズ調整
上記の、グラフのバーが長いので、グラフのバーのサイズ調整をします。現在、100%となっているので、
入力箇所を作ります。
数式の入っている範囲を選択して、【C4】と【G2】を掛け算したものを100で割って【G2】は固定されているので、ファンクションの【F4】キーで固定させます。そして、100を掛けたものを()に追加します。
そして、オートフィルすると、
この様に、全体の30%のグラフが出来き、見栄えが分かりやすくなります。
まとめ
この様に、REPT関数を使用すると、文字列を指定された回数だけ繰り返して表示します。 今回は、REPT関数を使用して、内容の分かりやすいグラフを作成しました。
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