PowerPointの資料を作るとき、内容だけでなく「どのようなデザインにするか」で悩むことはありませんか?
同じ内容のプレゼンテーションでも、経営陣へ提出する資料と、社内研修で使用する資料、DXイベントで投影する資料では、適した見た目が異なります。
たとえば、経営陣向けの資料は、紺色を中心とした落ち着いたデザインが適しています。一方、技術イベントで使用する資料であれば、暗い背景や鮮やかなグラデーションを使った、先進的なデザインが効果的です。
しかし、Copilotへ「きれいなPowerPointを作ってください」と指示するだけでは、使用する色、文字サイズ、余白、写真、図形などが毎回変わってしまいます。
そこで今回使用するのが、PowerPointのデザインルールをExcelへまとめた「スライドデザイン指示書」です。
このExcelには、次の4種類のデザインが用意されています。
スライド構成案
スライド番号、タイトル、本文、図表の指示をExcelで整理します。
PowerPointからExcelファイルを指定し、作成したい資料の条件を入力します。
スライドの順番、文章、フォント、配色、レイアウト、画像を調整します。
数値や固有名詞を確認し、別名で保存してスライドショーを実行します。
PowerPointへ渡すExcel構成案を準備する
PowerPointを作り始める前に、Excelでスライドの設計図を作ります。
ここでは複雑な表や関数を作る必要はありません。1行をPowerPointの1スライドとして考え、内容を入力します。
Excelでスライド構成案を作る

このExcelには、次の4種類のデザインが用意されています。
- このExcelには、次の4種類のデザインが用意されています。
- デザイン通常
- デザインモダン
- デザインテクノロジー系
- デザイン桜

デザイン桜(例
使いたいデザインのシートをCopilotへ指定することで、「誰に見せる資料か」「どの色を使うか」「文字の大きさは何ポイントか」「写真や図形をどのように見せるか」などをまとめて伝えられます。PowerPointの見た目を指定するための「デザイン指示書」として使用します。
デザイン指示書だけでは、PowerPointへ載せる内容までは決まりません。新しい資料を作る場合は、プロンプトの中で「何についての資料を作るのか」も指定します。既存のPowerPointがある場合は、その内容を維持したまま、デザインだけを変更するように指示します。
ExcelでPowerPointのデザインを指定する仕組み
PowerPointのデザインは、単に色を決めるだけではありません。
読みやすく、目的に合ったスライドを作るためには、次のような項目をまとめて決める必要があります。
- スライド全体の雰囲気
- 資料を見せる対象者
- 使用する場面
- 画面の比率
- 上下左右の余白
- 基本となるレイアウト
- ヘッダーとフッター
- 1枚に入れる情報量
- メインカラーと強調色
- 見出しと本文のフォント
- 写真やアイコンの雰囲気
- グラフや図解の形
- 文字の強調方法
- スライド切り替えやアニメーション

添付Excelでは、これらの項目が「分類」「項目」「詳細仕様・ガイドライン」の3列で整理されています。
Excelには「通常」「モダン」「テクノロジー系」「桜」の4種類のデザイン指示が用意されています。
4つのシートは、資料の用途や対象者に応じて使い分けます。
デザイン通常|経営陣や公式な会議向け
「デザイン通常」は、重厚感と誠実さを重視したデザインです。
経営陣、役員、意思決定に関わる人へ見せるプレゼンテーションや、重要な会議、株主総会などに向いています。
「デザインモダン」は、明快で現代的なスタイルです。
各部門の責任者、プロジェクトチーム、社内スタッフ向けの資料や、定例会、進捗報告、社内研修などに向いています。
テクノロジー系のデザインは、色や効果を増やしすぎると読みづらくなります。すべてのスライドへグローやアニメーションを加えるのではなく、表紙、章扉、重要な数値などに限定してください。
「デザイン桜」は、薄い桜の花びらをモチーフにした、優しく親しみやすいデザインです。
Udemyなどのオンライン講座、初心者向け教材、レクチャースライド、補足資料などに向いています。
| デザイン | 主な対象者 | 向いている資料 | 印象 |
| 通常 | 経営陣・役員 | 重要会議、公式資料、提案書 | 重厚・誠実・信頼 |
| モダン | 管理職・社内スタッフ | 進捗報告、研修、定例会 | 明快・現代的・親しみやすい |
| テクノロジー系 | DX担当・若手・イベント参加者 | 新規事業、ピッチ、技術セミナー | 先進的・躍動的・印象的 |
| 桜 | オンライン受講者・初心者 | Udemy講座、教材、補足資料 | 優しい・柔らかい・親しみやすい |
デザイン指示書をCopilotへ指定する
ここから、ExcelのデザインシートをCopilot in PowerPointへ指定する手順を説明します。
Excelの4つのシートから、資料の対象者と用途に合うデザインを選びます。
Copilotのファイル参照機能を使って、デザイン指示書を添付します。
使用するデザインシートと、作成するプレゼンテーションの内容をプロンプトへ入力します。
生成後に配色、フォント、余白、画像、図形、アニメーションを調整します。
Copilotの操作画面

コチラはCopilotの操作画面です。

【チャット】から【PowerPoint】をクリックして選択します。

するとこの様な画面になります。

左の+(プラス)ボタンから【画像とファイルのアップロード】を選択し、Excelのスライド構成案を添付します。

すると、【スライド構成案】が添付されます。

今回は、【デザイン桜】のデザインで構成します。
添付したExcelファイルの「デザイン桜」シートをデザインガイドとして参照し、「初心者のためのPowerPoint資料作成講座」という講座用プレゼンテーションを作成してください。
対象者はPowerPoint初心者です。全体は10枚、画面比率は16:9としてください。

プロンプトを上記の様に入力し、送信ボタンを押します。

この様な画面になります。Copilot,が添付したExcelシートを確認していますので、少し待っておきます。


Copilotが生成したPowerPointを開き、指定した配色、フォント、余白、画像の雰囲気になっているか確認します。
Copilotはデザイン指示書を参考にしますが、すべての色番号、文字サイズ、余白を完全に再現するとは限りません。生成結果はPowerPointのたたき台として使用し、最後はPowerPoint画面で修正します。

右上の【PowerPointで開く】をクリックして選択します。

すると、オンライン上でPowerPointが開きます。今回はローカルでPowerPoint資料をカスタマイズします。

【編集▼】から【デスクトップで開く】をクリックして選択します。

すると、デスクトップ上でPowerPointを開くことが出来ます。
PowerPoint画面でデザインを編集する
フォントを一括で統一する

- [ホーム]タブをクリックします。
- [置換]の▼をクリックします。
- [フォントの置換]をクリックします。
- 置換前と置換後のフォントを選択します。
- [置換]をクリックします。

今回は、【フォントの置換】は【游ゴシック】に全て変更します。

すると、この様に、全てのフォントが【游ゴシック】に変換できます。プレゼンテーション全体のフォントをまとめて統一します。
又、フォントサイズや、画像を微調整します。
- このExcelだけでPowerPointの内容も作成できますか?
-
このExcelに記載されているのは、配色、フォント、余白、画像、図形などのデザインルールです。PowerPointへ載せる内容は、プロンプトで指定するか、別のWord、PDF、PowerPointなどを用意する必要があります。
- 既存のPowerPointのデザインだけを変えられますか?
-
既存のPowerPointを開き、「文章、数値、順番を変えず、デザインだけを変更する」と指示します。ただし、すべてのスライドへ正確に反映されるとは限らないため、スライドマスターやテーマカラーで仕上げる必要があります。
まとめ
今回使用するのが、PowerPointのデザインルールをExcelへまとめた「スライドデザイン指示書」です。
このExcelには、次の4種類のデザインが用意されています。




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